席に着き、いよいよ演奏が始まりました。ところが、予想以上に子どもたちの声が大きく、演奏をゆっくり楽しむ事ができません。わが子も例外ではなく、長男は「ツマラン」とお行儀悪く椅子に足を上げてしまうし、次男も機嫌はいいのですが、ホールの高い天井が気になるらしく「アッアッ」と声を上げながら指差しています。会場全体がざわざわとしていて、それが演奏家たちの機嫌を損ねたのかもしれません。途中、指揮者がタクトを振り上げた手を下ろさず、声のやまない客席をにらみ付ける一幕もあったのです。
最高であるはずのオーケストラの演奏を前にして「子どもを預かってくれたら、もっとゆっくり楽しめたのに・・」という思いが頭をよぎりました。でも、子どもと一緒に聴けるからこそ意味のあるコンサートなのだ、マナーを教えきれていなかった私にも責任があるのだし、と思い直したり、ぐずりだした次男を抱いて客席後方であやしたりしながら、コンサート終了。アンコールも起きていましたが応えてもらえず、会場内は何となく不完全燃焼といった雰囲気が漂っていました。 |