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トップページ > レポート > 調査レポート > 読み聞かせについて〜子どもと絵本の出会い[第2回]
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調査レポート

子どもと絵本
「読み聞かせ」の楽しさはわかったけれど、肝心の「読み聞かせの仕方」や「絵本選び」についてはまだまだ知りたいことだらけですよね。
そこで、「読み聞かせ」や「絵本選び」に関するお母さんたちの素朴な疑問やお悩みに、JPIC読書アドバイザーJRAC関西支部代表・諸岡弘さんに聞いてみました。

諸岡 弘さん関西を中心に書店や小学校などで「読み聞かせ」活動をされています。実際に活動をして感じることは「生まれつき絵本の嫌いな子どもは一人もいないということ。絵が動かない絵本に子どもが釘付けになるのは、絵本の中の絵の力と言葉。それは読み手の生の声が子どもの心深く入っていくのだと思います。それが子どもの大好きな、お母さんやお父さんならなおさらです」。

<第2回>
読み聞かせQ&A

 家庭での読み聞かせのポイントは?
 特別な読み方は必要ありません。普通に読んであげればいいのです。
声に出して何回も読んでいるうちに、自然に登場人物の気持ちになって、それが声の抑揚や感情になって出てくるでしょう。
要は、読む人(お母さん・お父さん)が、読んであげる子どもと一緒に楽しむという気持ちが大切なのです。決して読むことで何かを得られる、与えるといった、教育効果を求めないことです。
 年齢別に適した絵本の選び方
 絵本は基本的に何歳向きというのはありません。読む人が好きな絵本を読んであげればいいのです。
ただ、乳幼児がはじめて出会う絵本について言えば「赤ちゃん絵本」があります。描かれている絵にリアリティがあり、言葉が「子守り歌」や「あやし言葉」のように赤ちゃんにとって優しい語りかけになっているかどうかです。
2・3歳になってくると日常の生活体験が少しずつ積み重なってきますので、言葉もだんだん覚えてきます。自分の好みも出てくる年齢です。お父さん、お母さんが読んであげたいと思う好きな絵本だけでなく、図書館にでかけて一緒に絵本選びをするのもいいでしょう。
 子どもを本好きにしたいのですが
 その子の好きな絵本を繰り返し読んであげることにつきます。お母さんやお父さんが読んでくれた‘楽しさ’は、子どもの心に深く残り、子どもの成長と共にそだち、それが本への興味につながっていくのです。
 良い絵本とはどんな絵本ですか
 良い絵本・悪い絵本というのはありません。あえて言うなら、おかあさん、お父さんが愛情を込めて読んであげる絵本がすべて良い絵本となるでしょう。選択肢のひとつとしていえるのは20歳を過ぎた絵本を選ぶこと。その本を作った出版社、著者のほかに出版年月日が表示されており、初版年月日を見て下さい。例えば「三びきのやぎのがらがらどん」(福音館書店/マーシャ・ブラウン絵/瀬田貞二訳)は、1965年7月1日となっています。つまり40年も読み継がれている絵本なのです。質的高い絵本はこうして長く子どもたちに読み継がれていくのです。
 どの時間に読んであげるのが一番いいですか? 何冊くらい?
 時間的にいつがいいとは言えません。親も子どもも落ち着いて絵本が楽しめる時間ならいつでも。多いのは子どもが寝る前でしょう。それは一日で一番落ち着いた時間だからではないでしょうか。
冊数も何冊が適当かは言えません。その子どもが読んで欲しいと言えば何冊でも読んであげて下さい。ただし、親が強制的に読んで聞かせるといったことは絶対にやめてください。
 子どもが途中で飽きてしまう。ページを勝手にめくってしまうのですが
 子どもが親に絵本を読んでもらう楽しみは、絵本の中身(おはなし・ストーリー)を楽しむだけでなく、親と一緒にいること、親の声を聞くことが楽しいのです。
絵本は最初からさいごまでキッチリ読まなくてもいいのです。絵本で子どもと遊ぶという気楽な気持ちで接することが大切です。絵本をお勉強やしつけの道具にしないで下さい。
 親が読ませたい絵本と子どもが読みたい絵本と違うのですが
 当然といえば当然でしょう。子どもにも好き嫌いはあります。子どもが読みたくない絵本は無理に読ませる必要はありません。もし、親がある絵本を読んで欲しいなぁと思うものがあれば、さりげなくそばに置いてあげて下さい。いつか子どもが手にとってくれる時がくるでしょう。
 文字がない絵本はどのようにして読んであげたらいいですか?
 絵を見て親が自由に(適当に)ストーリー(お話)を作って読んであげればいいのです。もしかしたら、お話を作るのは子どものほうが上手かも知れません。一緒にお話を作るのも楽しいかも。
 何歳頃まで読み聞かせをしたらいいですか?
 子どもが「もういい」というまで何歳まででも。
子どもが字を読めるようになったからといって、「もう一人で読みなさい!」というのは禁句。字が読めるのと本(お話)が楽しめるのとは別です。
読み聞かせイメージ

 

 


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