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大阪府・豊中市「あけぼのドロップス」
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あけぼのドロップス
大阪府・豊中市
06-6155-1101
「あけぼのドロップス」は、上新田住宅地に囲まれた中で鮮やかなオレンジ色とカーブのついた屋根のユニークさが目を引く一見おしゃれなペンションのような園舍。現在、一時保育も含め0~3歳までの50数名が通っているこの認可保育園は、2002年に待機児解消と少子化対策として大阪府の要請で設立したもの。木のぬくもりを大切にし、子どもたちの気持ちに寄り添った保育とはどんなものでしょうか?
壁に飾ってあるお人形も、各お部屋の外に掛かっているルームプレートも、プレイルームのおもちゃまでも木でという徹底ぶり。もちろん床も栗の木の無垢で、子どもたちは裸足で一年中その感触を味わっています。一見木製にしかみえない大型積み木。なんとゴムのスポンジで出来ている、というほどの木のぬくもりへのこだわりが見えます。
屋上は緑で埋め尽くされています。太陽光線を和らげクリーンで暖かい空気が子どもたちの部屋に入る効果があります。ソーラーパネルも8枚設置され電力の補助に一役かっています。
もう一つの特徴である「絵本」へのこだわりは、階段の踊り場に見つけることが出来ました。壁一面が本棚になっていて、子どもたちは自由に本を手に取ることができます。そこかしこで子どもたちが本を覗き込んでいる姿がみられます。貸し出しもOKです。様々な本を所蔵する以外にも、子どもには月々の絵本を配本(保護者負担)。保育園で職員による読み聞かせをしたあと、お家に帰ってからも読んでもらいます。こうして一人に1冊の自分の本を持つことで、家庭での追体験が子どものものになるのが狙いです。
厨房と一体となったランチルームで食事をするのは2歳から。朝の間食の時間に今日の食材をカウンターに置いて紹介。お豆等をさやから出すなど子どもたちも調理に参加します。園内でできた野菜や果物も食卓に上ることも。食器は陶器を使用しています。座席はオリジナルの木製の椅子で指定制としています。3歳のお誕生日には「ゆうちゃん 3歳からおはし」という絵本と、竹のお箸が渡される「おはしセレモニー」があります。ひとりひとりが大切にされる姿勢がここでもみられます。
他にもユニークな試みがありました。0歳から2歳児の排泄・食事・着替え等の生活面は、担当制でみていて座る位置も指定されているために、子どもたちは落ち着いて生活できます。そのためかトラブルも減っているそうです。また、1年に一回、保護者は保育時間内に変装して紛れ込み、わが子の様子をビデオで撮影することが出来ます。これは客観的に自分の子どもをみてもらう格好のチャンス。子ども同士の喧嘩もオープンに報告しています。
公立機関や他のあけぼのスタッフとの連携で、地域の子育てを支えてくれます。一時保育も可能ですが事前予約が必要です。今は2ヶ月前に予約してもいっぱいでキャンセル待ちの状態です。「多くの親子と接していると子どもに社会的ルールを教えるために“指導する”ことができない保護者が増えていると感じます。親子ともども、直接的なコミュニケーションを苦手としている傾向がありますね。あけぼのドロップスを通じて親子が一緒に成長できれば・・と考えています」と安家先生は話します。
「ぷらっと立ち寄れる」という「drop in」の名前の由来らしく、園庭の柵越しに若い保育士さんがご近所の親子連れと楽しそうに会話を交わしているのが印象的。今回の訪問で、積極的にいいものをとりいれる民間保育所の良い面をたくさんみることが出来ました。それも若い保育士さんの前向きな熱意で成り立っているそうです。
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